今回紹介するのは麻雀漫画です。
近頃スマホなどのアプリで簡単にできるようになり、最近始めた人も多数いらっしゃると思います。
ニッチな世界ですがギャンブルでありながらスポーツのような熱さも秘めている麻雀漫画。
ルールがわからないとお勧めできないジャンルですが、逆にルールさえわかれば網羅したい作品ばかりですので是非読んでいってください。
※ここにきてくださった方は「アカギ」「咲」は流石に読んでいらっしゃると思うので省かせていただきます。
鉄火場のシン(全10巻)
バブル崩壊後の歌舞伎町が舞台で主人公山崎シンヤが狂った高レートの世界で勝負していきます。
プロ麻雀界最強とまで言われる荒正義先生原作で、抜群のセンスやリアルな闘牌など読んで損のない作品です。
自分の父親の死の真相を求めてシンヤが明らかにヤバそうな奴相手でも一歩も引かず勝負を挑み熱い戦いを繰り広げていきます。
高火力麻雀を得意とするシンヤの麻雀は見ていて気持ちの良いものでこれぞ王道と言える展開が多いです。
また痺れるような名言も多く、それぞれが賭けているものの重みやプライド、心構えなど高レートの世界で生きる男達の生き様が見れます。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
兎〜野性の闘牌〜(全17巻)
兎と呼ばれる気配を察知する能力を持つ武田俊がZOOと呼ばれる高校生代打ち集団に加入にし、裏麻雀の世界に足を踏み入れる。
能力系麻雀漫画に分類され、ド派手なすごい能力も飛び出してきます。
ZOOのメンバーは10人以上いて全員物語のどこかには絡んでくるため、あなたのお気に入りのキャラを見つけてください。
またZOOというチームそのもので戦うことも多く、チーム戦の色も濃い漫画といえ仲間と連携して敵と戦う2VS2の展開も多です。
アニメ化までは行きませんでしたが、家庭用ゲームやパチスロなど麻雀漫画の中では幅広いコンテンツに発展しています。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
麻雀小僧(全16巻)
見せ金一億円の麻雀大会出場を目指し、「まー坊」こと正岡正彦が高レートの世界で勝負する。
まー坊が掴みどころのないキャラで能天気っぽく見えるんですが、勝負になると真剣そのもの。相手の戦意が折れる時まで金を巻き上げます。
使い切りかと思われたキャラが何度も出てきたりなどして愛着が湧いてくるので応援したくなっちゃいます。
序盤で「見せ金一億円の大会」の存在が出てきて、目標になっているため、ゴールがわかりやすいです。まー坊の手持ちがいくらなのかも明言されるため、面白い設定だなと思います。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆
- 総合☆☆☆
鉄鳴きの麒麟児(連載中)
ネット麻雀界のカリスマ「キリンジパパ」こと桐谷鈴司が娘の小梅を食べさせていくために、新宿歌舞伎町で勝負をする。
桐谷は家族のことをほったらかして仕事もせずにネト麻漬けの毎日を送っていたため妻から離婚を言い渡されます。そんなダメ人間が唯一の取り柄に人生を賭け、頂点を目指す話となっています。
魅力あふれるキャラ達の闘牌はいつでも真剣勝負で見ていて熱くなります。
ネト麻育ちのプロ雀士渋川難破プロが監修をしており、ネット麻雀とご祝儀ありの賭け麻雀との違いや、デジタル派ならではの打ちまわしなど麻雀の勉強にもなります。
作中の桐谷もバリバリのデジタルで鉄守備モンスターとまで言われる腕前。しかしそんな桐谷もリアルの博打は初心者からのスタートで再勉強を始めます。
タイトルが変わりながら連載が続いており、現在で20巻近くになるためボリューム充分です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
凍牌(連載中)
主人公ケイはその冷徹な打ち回しから裏麻雀界で氷のKと呼ばれる雀士。家で飼っている少女のために今日もケイは裏の世界で戦う。
ゴリゴリの裏世界の話でヤクザもいっぱい出てきますしとんでもない大金が動いたり、命を賭けたりなどこれぞ裏といえる内容となっています。
冷静沈着でデジタル派のケイに対して、ド派手で流れ重視の麻雀を打つ堂島の存在も欠かせず真逆の2人が時には敵に、また時には味方にもなるのが熱い。他にも魅力的なキャラ揃いです。
志名坂作品の特徴なのか後述する作品を含め異常に役満が飛び出します。抵抗ある人もいるかも?
タイトルを変えながら連載を続けており、総合すると30巻を超えるため、ビッグタイトルと言えます。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ライオン(全4巻+5巻)
近代麻雀にて連載していた作品で作者は志名坂高次先生です。
凍牌シリーズでお馴染みの「ライオン」堂島が大金や時には命を賭けてさまざまな強敵と戦う話です。
凍牌に出てくる堂島が主人公のスピンオフ作品で凍牌の前日譚となっています。
ライオンの異名に相応しくとにかくド派手な役満などがバンバン飛び出し全てを掻っ攫う
豪快な麻雀が売りであり、いついかなるともでも自分のスタイルを崩さない堂島がカッコいい。
展開がスピーディで何度も読み直したくなる面白さがあり、巻数も少ないため手元に置いておきたい一品になります。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
悪童(全5巻)
近代麻雀にて連載していた作品で作者は志名坂高次先生です。
柿沢鉄男はギャンブル大好きですぐに揉め事を起こすチンピラだが子供には優しい一面を持つ。そんなある日ヤクザと揉め海に沈められた鉄男は死んだと思ったら知らない子供の姿になっていた。
中年親父が小学生の片平海人として第二の人生を送ります。この海人はいじめにより自殺を図ったと考えられ、鉄男はいじめの真相を調べます。
また自分を殺したヤクザ毒リュウへの復讐も同時進行で進んでいき、先が気になる展開が多いです。
小学生が雀荘に行き、レートの話とか麻雀用語ペラペラ喋ったりして、ギャップが面白い。また、大人たち相手に圧倒する姿は一種の俺TUEEEなのかも知れません。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆
- 総合☆☆☆
天 天和通りの快男児(全17巻)
近代麻雀にて連載していた作品で作者は福本伸行先生です。
理にかなった麻雀が得意な大学生井川ひろゆきが自分とは正反対の麻雀を打つ天貴史と出会ったのをきっかけに裏の世界に関わっていくこととなる。
実はアカギはこの作品のスピンオフであり、他にもさまざまな作品に発展しているため読んでおくと麻雀漫画の世界が広がります。
初老を迎えたアカギが登場し、「神域」とも呼べる麻雀を見せてくれます。若い頃のアカギとは違ったカッコ良さが見れるので読んでない方は是非。
序盤はおふざけも入った人情ものだったのですが、東と西が雌雄を決する「東西戦」が開かれてからはチーム対抗のガチンコ勝負が始まります。
この東西戦に合わせて主人公天のキャラも大きく変化するため、自分の実力を見せ始めてからが本番であり大物感が出てくるのでとりあえずここまでは読んでみてください。
実はアカギはこの「天」のスピンオフ作品なんです。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 終わり方☆☆☆
- 総合☆☆☆
闇麻のマミヤ(連載中)
近代麻雀にて連載していた作品で作者は福本伸行先生です。
最近連載が始まったアカギの正統続編に当たります。
アカギの死から20年、令和になった時代に新たな博才マミヤが「闇麻」と呼ばれる特殊な麻雀で揉め事の解消する。
福本作品初の女主人公となっていますが、画風のせいで初見で判別できず何話か経ってからようやく気付きました。
今作では闇麻と呼ばれる特殊ルールで行われており、点棒を払って自分が捨てる牌を裏向きにすることができます。
これにより相手による振り込みを回避したり、情報を減らすなど普通の麻雀とは違った戦略性が生まれてきます。
物語はまだ序の序なので入り込みやすい作品ですね。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
まとめ
麻雀漫画には「近代麻雀」という専門雑誌も存在し、ハマる人はとことんハマるジャンルだと考えます。
しかし対照的にルールがわからないと読めない致命的な弱点もあり、いまいち知名度が足りないものばかりで面白いのに勿体ないですよね。
知り合いに麻雀に興味がある人がいれば是非ルールを教えてあげてください。
興味のある方はこちらから↓
最新コミックも600円分無料で読める<U-NEXT>
漫画全巻ドットコムで大人買い











コメント