皆さんは漫画を購入するきっかけってどんなものがありますか?既に流行っているものや友達が読んでいたなど様々だと思います。
そんな中で現在も連載中という作品には原作に追いつけるというメリットがあります。漫画の華である最終回へのワクワクを感じる事やこれからアニメ化が決まることに対しての感動など連載中ならではの魅力があります。
今回はまだアニメ化していない隠れた作品や既に旬が過ぎていたりクライマックスを迎えている作品まで幅広く紹介しているので気になった作品があれば読んでみてほしいです。
バトル
EDENZZERO
週刊少年マガジンにて連載している作品で作者は真島ヒロ先生です。
主人公シキとその仲間達による宇宙を舞台としたスペースファンタジーでエーテルギアと呼ばれる特殊な能力を用いて戦います。
この漫画最大の魅力は世界観のスケールがでかいことです。宇宙という広大な世界をテーマとしておりいくつもの星を渡って冒険やバトルをしていきます。その中で仲間が増えたりライバルが出てきたりなどとにかく王道なバトル漫画です。
主人公シキの能力は重力の力であり宙に浮いたり自身の重さを自在に操ったりなど宇宙がテーマの漫画らしい戦い方をします。真島先生の圧倒的な画力も相まってバトル内容に動きがあり迫力満点の戦いが展開されます。
良くも悪くもこれまでの作品と同じ真島ワールド全開となっているので他の作品が好きな人はとことん好きな作品になっていると思います。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
怪獣8号
ジャンプ+にて連載している作品で作者は松本直也先生です。
怪獣が蔓延る世界で死体の清掃業者で働く日々野カフカは怪獣に変身できるようになったことをきっかけに正体を隠し、かつて憧れた防衛隊への入隊を目指します。
連載1話目から話題になっているほど注目されている作品でジャンプ+の次期看板候補と言えます。怪獣が大量発生する斬新な設定やでかい怪獣をなぎ倒していく爽快感のあるバトルが売りとなっています。
怪獣の姿になった時のワクワク感が凄まじくこれぞダークヒーロー。主人公以外にも怪獣に変身する敵が現れたりとこれからどう展開されていくのか読めない漫画となっています。
主人公が昔諦めた夢をもう一度追いかけるようになり真の力を隠しながら仲間たちと共に防衛隊を目指していく王道展開がとにかく熱いです。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
サタノファニ
ヤングマガジンにて連載している作品で作者は山田恵庸先生です。
殺人容疑で刑務所に収納された甘城千歌が自身の中に眠る歴史的な殺人鬼の意識に目覚め他の死刑囚の女の子達と殺し合いをさせられるエロバトル漫画です。
正直ほぼエロ漫画と言っていいほど過激なシーンが多くその様子は作品のキャッチコピーが「サスペンス×エロス×ヴァイオレンス」とされているほどでレズ要素や行為そのものも描かれたりもします。しかし、あまりにもハチャメチャで強引なエロバトルが始まったりするのでちょっとクスッとしてしまうこともあります。
自身と殺人鬼の二重人格のようなもので殺人鬼にはベースが存在します。ベースとなっている殺人鬼は実在する人物ばかりで「ヘンリー・リー・ルーカス」や「ジョン・ウェイン・ゲイシー」といった私でも知っている人物も出てくるので話に入っていきやすいです。
女の子達が剣や銃を武器にスタイリッシュに戦うのですがバトル内容のテンポがよく登場人物の多さを上手く扱いきれているのが印象的でした。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
週末のワルキューレ
コミックゼノンにて連載している作品で作者は梅村真也先生(原作)、アジチカ先生(作画)です。
人類の滅亡を懸けた戦い最終闘争(ラグナロク)を描いた作品で人と神のタイマン13番勝負が行われるバトル漫画です。
細かいストーリーはなくただ延々と人対神のバトルが描かれるだけなのだがそのバトル内容がただただ面白い。お互いがお互いを認め実力以上の戦いに発展していくのは男なら燃えるものがありますし、必ず両者共に見せ場がありそれぞれに回想を交えたキャラクターの掘り下げが行われるので戦いにかける想いが深く伝わってきます。
対戦カードは直前にならないとわからないのですが誰もが名前を聞いたことのある偉人や神しか出てこないのでどういうマッチアップになるのか考えるだけでワクワクが止まりません。似た者同士や正反対などなにかしらのテーマが盛り込まれるのも激熱です。
アニメ化も決定しこれからさらに盛り上がりを見せる作品となっています。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆☆
血と灰の女王
マンガワンにて連載している作品で作者はバコハジメ先生です。
富士山の噴火をきっかけにヴァンパイアになってしまった佐神善が女王を目指す少女ドミノと出会い無関係の人間を救うためヴァンパイアたちと戦うダークホラーバトルです。
主人公の善はもちろんのこと出てくるヴァンパイアの姿がどれもイカしておりこれぞダークヒーローだと感じるデザインなのがよかったです。アニメ化とかしたらもっと映えそう。
グロ注意と言われるほどエグイ描写があるバトル漫画でヴァンパイアは心臓を破壊しないと殺すことができずそれ以外だったら再生できてしまうこともあり手足や胴体がちぎれることが多いです。そのため無策に戦うだけではなく比較的戦略性をもった戦闘内容になるのが面白い。また、チームでの戦いとなる場合も多いので仲間と能力を掛け合わせなんかも見る事ができます。
ボスであるドミノが基本的には部下のことを下僕扱いしてくるのですがちゃんとそれぞれの信念を理解しており適材適所に必要な言葉を投げかけてくれるのがグッときました。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
はめつのおうこく
月刊コミックガーデンにて連載している作品で作者はyoruhashi先生です。
師匠である魔女クロエを人間に公開処刑された魔女の弟子アドニス。永年幽閉指定人物として国に拘束されて10年、目覚めたアドニスが人間達への復讐を開始する。
目覚めたアドニスの復讐は国そのものを滅ぼそうとするもので無関係の一般人すらも皆殺しにするものでしたが物語のスタートが大切な師匠を公開処刑されたところから始まりその様子があまりにも酷い有様だったのでアドニスの復讐を理不尽と感じることはありませんでした。
魔法VS科学の世界であり科学が発展した世界には魔法の存在は悪とされるようになります。そんな中圧倒的な魔法を使いたった1人で人間に戦いを挑むアドニスの姿が切なくも応援するわけにもいかない複雑な心境となります。
まだ連載して間もないのでこれからの作品であり、誰も信じられないアドニスが徐々に心を開いていくことになるはずですので人間への復讐がどうなっていくのか楽しみです。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
マテリアルパズル
月刊少年ガンガンにて連載していた作品で現在は月刊モーニングtwoにて連載中。作者は土塚理弘先生です。
マテリアルパズルと呼ばれる魔法を使用して戦うバトル漫画で大陸を巡り歩く王道ファンタジーな作品でもあります。
マテリアルパズルは1人につき1つしか使用できませんが練度が上がると応用力が増し戦いにバリエーションが増えていくのでキャラクターの成長が見ていて面白いです。
また、主人公が3人おり1つの体に3人の魂が宿りそれぞれが交代しながら冒険をしていくのが特徴的です。バトルスタイルもティトォは後方支援魔法、アクアは高火力魔法、プリセラは肉弾戦と3人とも全く異なるので様々な戦いを見る事ができます。
ちなみに慣れるまで絵がめちゃくちゃ取っ付きにくく正直に言えば下手なのですが物語の構成やバトル内容が面白く段々面白くなっていくタイプなので是非読んでみてほしい作品です。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
リンカーネイションの花弁
月刊コミックブレイドにて連載している作品で作者は小西幹久先生です。
才能に飢えていた少年扇寺東耶が輪廻の枝により偉人の才能を手にしたことをきっかけに戦いに身を投じていく。
ナイフで喉を掻っ切ることで才能が手に入るクレイジーな設定。自分にコンプレックスがあるからこそそこまでしてでも才能を欲するため人間ドラマの要素も多いです。主人公の東耶が殺人の才能にすら嫉妬するほどの執着心を見せるのですが東耶が得た才能にはその色が深く出ておりかっこいいです。
才能は必ず偉人の特性が能力となっているのですが力の使い方が結構斜め上を行っており、宮本武蔵や項羽といった見るからに強そうな偉人だけでなくニュートンやアインシュタインのような一見戦闘向きではない才能が実は強い、というパターンも多いのでバトル内容が全く読めないのが特徴的です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ギャグ
あそびあそばせ
かわいい女子高生三人の日常が描かれますが、内容はぶっ飛んでいて顔芸やリアクション芸などイメージから離れすぎており、「表紙詐欺」とまで言われます。
話のほとんどは遊び人研究会の3人が中心であり一応いろいろな遊びが登場しますが、大抵誰かがひどい目にあって終わります。
友達関係ではあるのですが3人とも結構腹黒いところがあり、急に裏切ったりするのが面白く、それぞれの役割がはっきりしているのが特徴的でした。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆
ぐらんぶる
good!アフタヌーンにて連載中の作品で作者は井上堅二先生(原作)、吉岡公威先生(作画)です。
大学入学を機に叔父が経営するダイビングショップに住み込むこととなった北原伊織がダイビングサークルに強制入部させられながらも無茶苦茶なサークルの雰囲気に染まっていきます。
一応ダイビング漫画と銘打っていますが内容はバカ騒ぎする大学生達の日常がほとんどで、酒飲んで裸になるがお決まりの展開。しかもキャラクターのほとんどに常識の概念が無くぶっ飛んでいるためナチュラルなヤバさが面白いです。
登場人物が増えていくにつれてキャラごとの役割がはっきりしていくので新しいキャラが出てくるとどういうキャラなのか気になってしまいます。
通常回とのギャップもあり、たまに行われるダイビング描写は綺麗でダイビングにハマっていく伊織達を見て1度くらい経験してみたいと感じました。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
SPY×FAMIRY
ジャンプ+にて連載している作品で作者は遠藤達也先生です。
スパイ、殺し屋、超能力者がお互いの素性を知らず偽の家族として生活するスパイコメディとなっています。
自分の正体を隠しながらではありますが日常の中で自分の職業病が隠しきれていないところも多く、驚きの身体能力やハイスペックさが出ちゃうのが面白いです。
本来冷静なスパイであるはずのロイドですが人の心が読むことができ好奇心旺盛のアーニャと身体能力お化けで天然のヨルの2人に振り回されまくることが多くです。
最初はお互いの利益のために構成された家族ですが一緒に暮らしていくうちに家族としての情が芽生え始めているのでこれからどうなっていくのか注目していきたい作品です。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
サンデーGXにて連載している作品で作者は麻生羽呂先生(原作)、高田康太郎先生(作画)です。
ブラック企業勤務の青年、天道輝がゾンビまみれになり崩壊した日本で楽しくやりたい放題に過ごすパニックギャグホラーです。
まさかのゾンビものでありながらコメディ色という異色の作品でありアキラがゾンビまみれとなった日本でやりたかったことをしらみつぶしに実行していきます。どんな絶望的状況でもブラック企業よりマシという考えを持っておりぶっ飛んだ行動力が魅力的です。
物語が進むにつれて仲間が増え賑やかになっていき、アキラ1人のやりたかったことは仲間達みんなのやりたかったことへと変化していくのが心に来ます。
ただ遊んでいるだけというわけではなくそれぞれが過去のトラウマを乗り越えたりなどシリアスな話もしっかりとあるので普通に話も面白いです。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆
童貞絶滅列島
マガジンポケットにて連載している作品で作者は川崎順平先生です。
18才を過ぎても童貞だと死んでしまうという病DTG(童貞ジェノサイド)が日本中に蔓延した世界で主人公は好きな人との童貞卒業を夢見て奮闘する。
大分くだらない設定とストーリーですがワードチョイスがいちいち面白く登場人物が真剣なこともありシュールな笑いみたいな感じになっています。
国が童貞の死を回避するために童貞を確保しプロの方々と強制的にヤらせるというとんでもない状況が面白く、童貞が腫れ物のように扱われていくのが面白いです。
下ネタやおバカギャグみたいなのが好きな方にはおすすめできる作品でやたらポップな画風も相まって取っ付きやすい漫画となっています。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
まったく最近の探偵ときたら
電撃マオウにて連載中の作品で作者は五十嵐正邦先生です。
かつては名探偵として名を馳せた南雲桂一郎と謎のハイスペックガールの助手、真白と共に様々な依頼をこなしていく。
タイトルに探偵と銘打っていますが謎解きの要素はほぼ無く、「おっさん」となってしまった元名探偵南雲が年と戦いながら依頼をこなしていきます。元名探偵の南雲に対して現役の人気高校生探偵のアスナロが登場するためいかに南雲が年を取ったのかがわかりやすく、現代人との世代の違いが面白いです。
THEギャグマンガであり爆発、火事などもギャグ補正で乗り切るレベル。登場人物のほとんどがボケに回ったりツッコミに回ったりするのでキャラクターごとの意外な一面も見れるのがポイントです。
各話安定した面白さがあるので読んでいて飽きないです。
- ストーリー☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆
ラブコメ
この美術部には問題がある
内巻くんに好意を持つ少女宇佐美みずきと絵の才能はピカイチながらも2次元にしか興味がない少年内巻すばるを中心に美術部を舞台とした日常が描かれます。
恋愛よりもコメディが強めな作品で恋愛要素は現状宇佐美の一方通行。
基本的に内巻くんは2次元にしか興味がなく宇佐美さんのことは部活仲間としか思っていません。ただ他の女子よりは仲がいいのは間違いないのでいつか進展しそうで楽しみです。
基本的に常識人は宇佐美さんくらいしかおらず、内巻くんを始めトラブルメーカーのコレット、厨二病患者のまりあ、やる気のない部長など癖のあるキャラばかりです。
あまり話に繋がりがないためどこから読んでも面白いのでおすすめです。
- ストーリー☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆
トニカクカワイイ
主人公由崎星空(ナサ)は大雪の夜道に一目惚れをしたミステリアスな少女司に告白をし結婚ならと言われる。その後再会することのないまま3年経ったある日ナサは司と再会し、付き合う間も無く結婚することとなる。
ハヤテのごとくでお馴染みの畑先生の新作でアニメも放映中。他のラブコメと違い付き合うまでの過程ではなく、新婚生活が描かれます。
ラブコメというジャンルの中でも一風変わっているため、今までと違ったラブコメが読みたい方におすすめ。
付き合う間もなく結婚した2人ですが、付き合いたての様な初々しさが見れます。基本的に物語は2人の世界なんですがこの2人のキャラが良く、読んでいて楽しくなってしまいます。
ベテランの畑先生なだけあってストーリー、絵ともに信頼感があります。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
初めてのギャル
冴えない高校生、羽柴ジュンイチは友人との罰ゲームによりクラスのギャル八女ゆかなに告白することに。当然振られると思っていたジュンイチだったが返事はなぜかOKだった。
なかなかテンポがいい作品でしれっとアニメ化もしてました。
ギャルとDTとが付き合うところから話がスタートします。一見ギャルに弄ばれてるだけに思えますが、どうやら八女さんの方も満更ではないっぽくてめちゃくちゃ可愛いです。
最初は戸惑っていたジュンイチだったが八女さんのことを好きになっていき本当の意味で恋人になろうとする男らしい一面もみれます。
ジュンイチの友人達がいい意味でクズばっかりですがまさに悪友といった感じで物語には欠かせません。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆
- 総合☆☆☆
ポンコツちゃん検証中
週刊少年サンデーに連載している作品で作者は福地翼先生です。
日替わりで能力が与えられるポンコツ少女夢咲舞落と人に頼られたい武器用な少年水戸要を中心としたドタバタラブコメです。
福地先生お得意のユニークな異能力とラブコメを合わせた作品となっていて夢咲さんに与えられた能力について2人で考察しながら一年後に落ちてくる隕石に対抗できる能力を探すというものです。
例えば「触ったものをプリンにする」という一見ハズレっぽい能力でも、重いものをプリンに変え持ち運びを楽にしたり、プリン状態で形状を変化させ元に戻すことで物の形状を変化させるなど意外と応用が利くことがわかったりして面白いです。
登場人物がそれほど多くないのでその分ひとりひとりのキャラクターの色が濃く、福地先生独特の丸めのキャラデザや崩れた表情が魅力的で登場キャラクター全員に愛嬌があるのですぐに好きになってしまいます。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
スポーツ
アオアシ
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!
ビッグコミックスピリッツにて連載している作品で作者は小林有吾先生です。
主人公蒼井葦人がプロユースである東京エスペリオンユースにて仲間たちと共にプロを目指していくストーリーとなっています。
他のサッカー漫画ではあまり見ないプロチームのユースが舞台の漫画でありユースの世界の裏側や高校サッカーとの違いを知ることができます。
プロになるにはどうしたらいいのか、が明確に描かれていたりするのはユースが舞台だからこそでプロになることの厳しさやサッカーに人生を懸けている者たちの必死さが伝わってくるのはこの漫画ならではだと思います。
葦人のサッカーに対する心構えが変化していくのが面白く、家族の思いも背負っていくようになります。経験の浅い葦人はまだまだ発展途上でめきめき力をつけてきているのでこれからが楽しみな作品です。
もちろんスポーツ漫画らしい仲間達との友情もあり、日常の中でチームメイトと友情を深めたり仲間にアドバイスを貰ったりするのは高校生らしい青春ともいえます。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
青のオーケストラ
マンガワンにて連載している作品で作者は阿久井真先生です。
主人公青野一がオーケストラ部の名門校千葉県立幕張高校へと入学し仲間達と競い合いながら成長していく漫画です。
音楽のことを知らない人でも魅せられてしまう演奏描写が特徴的で高い画力により実際に音が聴こえてくるかのような凄みがあります。
主人公であるハジメとライバルに当たる佐伯の関係が良く、お互いに相手の実力を認めながら部の次期エースとして競い合っていく姿が印象的でした。追い抜き追い越されを繰り返せるよきライバル関係と言えますね。
また、学生らしく青春している面も多く抱えている悩みがリアルだったり仲間達と共に乗り越えていく姿も多く描かれています。他にも恋愛描写もあったり同級生達と楽しそうに登下校していたりと高校生らしさ全開の作品です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
KINGGOLF
週刊少年サンデーSにて連載している作品で作者は佐々木健先生です。
プレデターと呼ばれた不良優木蒼甫がゴルフの楽しさに触れ持ち前のパワーを中心にゴルフ界の王を目指していくゴルフ漫画です。
初心者からの成長物語ですが蒼甫の運動能力が超人レベルなので圧倒的にテンポが良くとんでもない速度で強くなっていきます。プレデターの名のごとく相手選手の心を折り敵わないと思わせることも多く頂点に立つ人間の資質を持っているといえます。
ゴルフに重要な精神的な描写もしっかりしておりブレからの修正までの過程が丁寧かつ分かりやすいのがいいです。また、ゴルフに詳しくない人でも楽しめるように細かい説明もされるので読んでいれば理解できるようになっています。
ライバルキャラの霞とは対照的なプレースタイルで正確さが売りの霞とパワーが持ち味の蒼甫でお互いが別のベクトルから頂点を目指しているのが面白いです。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆
剣に焦ぐ
サイコミにて連載している作品で作者は浅岡しゅく先生です。
鬼子と呼ばれた不良少年灰島良了一が自分を補導した警察官との出会いをきっかけに県道を通じて更生していく剣道漫画です。
よくある不良更生物語ですが題材にしているのが剣道ということもありより更生感が強く徐々に礼儀や作法に対しても誠実になっていくのですが最初は下らないと言っていった仲間や礼儀に対して自分の考え方が変化していくのがいい。
もちろんスポ根としての熱さも兼ね備えており試合内容もテンポよく進んでいくのでストレスなく読むことができます。
主人公の灰島が取る構えは片手上段というものでありあまり使用者がいない珍しい型となっています。独自の方向性で頂点を目指していくというのは熱いですね。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
灼熱カバディ
サッカーで有名だった選手「不倒」宵越竜也がカバディ部に半無理矢理入部されられながらもカバディの良さに魅せられ、打ち込んでいく物語です。
カバディが題材の漫画です。カバディは狭い範囲でやる攻守交代性の「鬼ごっこ」のようなスポーツであり、ドッジボールのようにフィールドプレイヤーが増減します。
鬼ごっこって(笑)って思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その中身はほぼ格闘技と言っていいもので、追われる側も反撃することができるとても野蛮なスポーツで、めちゃくちゃ迫力がありました。
カバディのルールなんてほとんどの方が知らないと思いますが、この作品では主人公の宵越が初心者なのもあり1から解説が入りますし、必要なルールが必要なタイミングで説明されるため誰でも
登場人物全員が熱い信念を持ってプレイしていて、一試合ごとにかける想いが丁寧に描かれています。圧巻の画力も極まってキャラが動きまくり迫力満載の試合描写に夢中になってしまいます。
主人公のチームだけでなく、ライバルチームのキャラクターにもスポットライトが当たりやすく、散っていくチームのドラマは涙が止まりません。
また主人公の宵越がメジャースポーツから転向したにも関わらず、マイナースポーツを一切舐めず、貪欲に頂点を目指す様子がカッコイイです。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆☆
GGWP
学年1位の秀才「変人」こと青葉慎平がふとしたきっかけからゲーム部に入り、持ち前の観察眼と操作精度を生かしてゲームの楽しさに触れていく。
今話題のE-スポーツが題材の漫画でその中でもFPSを扱っている作品です。誰しもがやったことのある「ゲーム」がテーマとなっているのでとっつきやすいのではないでしょうか?
スキルとか使って派手に魅せる面や事前に戦略を練って戦う面など多彩な展開があり、主人公が自分にできることできないことを把握したうえでプレイしているのが特徴的です。
チームメンバーが生真面目、黒ギャル、ゴリマッチョといった個性的なメンバーで凸凹なのも面白く、全然連携が取れない状態からのスタートとなっていてこれからどのように成長していくのか楽しみな作品でもあります。
まだ物語もそれほど進んで無いので追い付きやすく、「ゲーム」というテーマをどう表現していくのか注目です。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆
スリースター
サイコミにて連載している作品で作者は加治佐修先生です。
かつて父親の特訓に耐えきれず怪我をしてしまった司が家族を捨てコーチを続けている父親への復讐のため再び卓球を始める卓球漫画です。
主人公の司の怪我が完治しておらず全然試合しないまま現在100話を超えてきましたが最近ようやく試合するようになり物語が進んだ感じがします。それまでの話も読者が離れないように工夫されているので楽しめるようになっています。
また、卓球漫画としてだけではなく深い人間関係の要素も多くそれぞれが持っている悩みに対して深く掘り下げられているのも特徴的です。
主人公の司の他に高校から新しく卓球を始めた初心者の白金がいるのですが白金は抜群の運動センスと司の指導もありメキメキ上達していくもう一人の主人公としての活躍を見せてくれるのでこちらも注目です。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
送球ボーイズ
志熊栄都がハンドボール部に入り、初心者ながらも急成長をしながら、もう1人の主人公佐倉凪と共に仲間達と成長していく物語です。
ハンドボールが題材の漫画となっています。ハンドボールはバスケとサッカーを足したようなスポーツでめちゃくちゃ高速でゲームが進みます。
試合中の描写がはっきりしているので何が起こっているのかわかりやすく各選手の活躍が魅力的に見えます。
登場人物それぞれが自分のコンプレックスと向き合いながら成長していく様子が描かれており、自分一人ではなく仲間達の協力によって乗り越えていくのはまさに青春スポーツ漫画でした。
主人公栄都はサイドと呼ばれるポジションでシュートをバンバン打つポジションではないのですがかわりに確実に決めなくてはいけない決定率が必要となっています。
派手な技を連発する栄都に対してもう一人の主人公凪は研究家なところがあり、頭脳面での活躍をするので対照的なW主人公なのが熱いです。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆
ハリガネサービス
週刊少年チャンピオンにて連載している作品で作者は荒達也先生です。
機械のように正確なサーブが持ち味の主人公下平鉋がサーブだけのエースから本当のエースを目指すようになるバレー漫画です。現在はタイトルを変えハリガネサービスACEとなっています。
下平の持つサーブ技術は凄まじく・狙ってネットインできる・ネットにかすらせて軌道を変えるなど常人の域を超えています。そのため試合中でも二桁連続でサービスエースを取ることもあるなど無双状態に入ることがあります。
逆に言えば下平はサーブ技術以外はそれほどということもあり仲間達と足りない部分を補いあっていくこれぞスポーツ漫画といえるチームワークを発揮していくのが熱いです。
主人公チームだけでなく敵チームにもスポットライトが当たりやすく試合中に本当の意味でのチームに成長していく様子が描かれているので試合後半の盛り上がり方が尋常じゃないです。正直的チームのドラマの方が見せ場とまで言えるかもしれませんね。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
Forward!
サイコミ連載の作品で、作者は吉田雄太先生です。
主人公無関心を庇い命を落とした世界でもトップクラスのサッカー選手ブッキが幽霊として心に取り付いたことをきっかけに心はサッカーを始め、楽しさを知っていきます。
今まで何に対しても無関心だった心がブッキの影響でサッカーと関わることになりサッカー部へ入部します。ブッキは心の体を乗っ取ることができるためプロのトッププレイヤーが高校生としてプレイするなろう小説のような展開もあります。
初めはブッキがプレイするのを見ていた心ですが徐々に自分でもプレイをするようになっていきブッキの教えもあって、かなりの上達速度で成長していきます。
圧倒的技術を持つブッキに対し心はブッキとは違ったサッカーを極めていくようになるので1人のプレイヤーが2つのプレイスタイルを持つのが特徴的です。
また作画も現代風で出てくる女の子がめちゃくちゃかわいいです。
内容としてはサッカー版ヒカルの碁と言えるものになっています。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ブルーロック
週刊少年マガジン連載している作品で作者は金城宗幸先生(原作)、ノ村優介先生(作画)です。
主人公潔世一がブルーロックと呼ばれるストライカー育成施設にて他の299人を蹴落とし最強のストライカーを目指す物語です。
この作品の特徴はなんといってもサッカーにデスゲームの要素を導入している点で、ルールに沿って戦い敗れたものはブルーロックから追放されます。
デスゲームとは言っても死ぬわけではなく、脱落したらこの先の人生でW杯に出場することができなくなるというものでサッカー選手としての夢を諦めなくてはなりません。
一見意味のなさそうに見える特訓でも実はストライカーとして必要な能力につながっていたりしてなるほどと感じることもあります。
ブルーロックではストライカーとしてのエゴが求められ、自分の持ち味を武器に299人を蹴落として最強のストライカーを目指します。それぞれの武器は必ずオンリーワンの性能であり、自分の武器を磨き進化させていくことがブルーロックで生き残ることにつながるため読んでいてワクワクする要素になっています。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆☆
BUNGO
週刊ヤングジャンプにて連載している作品で作者は二宮裕次先生です。
尋常じゃない熱中力により朝から晩まで一人で壁当てだけを続けてきた少年ブンゴが世代最強クラスのバッター野田と出会ったことにより野球の楽しさを知り、シニア名門校静央シニアでエースを目指す熱血野球漫画です。
3年間朝から晩まで壁当てを続けてきたことにより、野球初心者でありながら爆発的成長を遂げマウンドに立つこととなります。その過程までのテンポが良く、スピード感のある作品が好きな人におすすめの作品です。
ブンゴ最大の武器であるストライクゾーンど真ん中へのストレートはこれまでの常識を覆すものであり、どこまで強くなっていくのか想像できないほどの才能を持っています。
現在中学生編ですが、高校のスカウトが多数登場しており甲子園を見据えた話も多いため高校生編もあるような気がします。スカウト陣の選手争奪戦など試合以外にも見どころが多い作品です。
展開の盛り上がり方が溜めて爆発連続でブンゴ達の爆発的な成長が魅力的となっており、個人的に今一番熱い野球漫画です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆☆
忘却バッテリー
ジャンプ+連載中の作品で作者はみかわ絵子先生です。
記憶喪失になった要圭がバッテリーの清峰葉流火と共に野球同好会しかない小手指高校に入学し、仲間たちと共にもう一度野球の楽しさに触れていくストーリーです。
天才バッテリーとして知られた2人が主人公のため無双系のように見えますが、捕手の圭の記憶がなく野球への情熱もないため実質初心者のような者。しかし、たまに体が覚えていると言わんばかりのプレーも見せるのがいいです。
2人のチームメイトは何の因果関係かかつて天才バッテリーによって心を折られ野球を挫折した者ばかりで野球をやめた原因と共にもう一度野球を始めるという奇妙な関係となります。
自分ひとりではなく仲間達の助けを借りて過去のトラウマを乗り越えて再び野球と向き合っていく彼らの心情が丁寧に描かれています。
日常ではギャグの部分も多く高校生らしい一面が見れるため試合とのギャップがあり、さらに輝いているように思います。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
サスペンス、ホラー、ミステリー
ガンニバル
週刊漫画ゴラクにて連載中の作品で作者は二宮正明先生です。
山奥の小さな村に配属された駐在・阿川大悟が村に隠された「食人文化」について捜査するサスペンス漫画となっています。
食人文化が題材になっているので興味を惹かれた方も多いのではないでしょうか?
主人公の阿川は家族連れで村に来ているため危険な行動をできない中での捜査となっており実質人質を取られている状態なのがドキドキものです。
最初はニコニコしていた村の住民達ですが、村の捜査を始めた阿川に対して村八分にするようになります。リアリティのある絵なので住民達の不気味さが際立ち恐怖感が煽られるのが印象的でした。
内容もちゃんとしていて謎が解けていく後半に向けて尻上がりに面白くなっていくため、一度読み始めたら止まらなくなること間違いなしです。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
十字架のろくにん
マンガワンにて連載中の作品で作者は中武士竜先生です。
小学生時代イジメられていた少年漆間俊は奴らの思惑により家族を殺され孤独になってしまった。奴らに対する憎悪から復讐することだけを生きがいに4年間祖父の指導により訓練を積んだ漆間は復讐計画を決行することに。
復讐漫画は数あれどイジメられていた本人がガチで体を鍛え上げ復讐を決行するというのはなかなか珍しく相手を殺し祖父と共に証拠を残さずに処理してしまう犯行の手際がヤバかったです。
また、祖父と改心した者は見逃すという約束をしましたが現状そんな奴はいなさそうなのでこの約束が物語にどう絡んでくるのか注目したいです。イジメていた5人組のボス至極京は自分達を狙っている犯人が漆間なのを感づいていながら放置しているのも怪しげで気になってしまいます。
復讐の鬼と化している漆間ですが高校生活では意外と人間味のある顔を見せこんなことにならなければ普通の学生生活を送れていたのかなと感じて悲しくなってしまいます。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
少年のアビス
ヤングジャンプにて連載している作品で作者は峰浪りょう先生です。
何もない街に縛り付けられた少年黒瀬令児が人生に絶望し自殺を考えたり、希望を見出したりなどヒューマンドラマがメインの作品となっています。
始まりでは同じく人生に絶望していた青江ナギと心中を試みるほど病んでいますがその後も希望を持っては絶望しを何度も繰り返す鬱展開が多いですが話に引き込まれてしまいます。
登場人物のほとんどが人生に絶望していますが作品のテーマが「成長」というわけではないのが特徴的で他の漫画では味わえない面白さを数多く持っています。
物語がどのように終焉を迎えるのか全く想像がつかず令児が誰かと心中をして死んでしまうのか、それとも生きている意味を見つけ出すのか。「終わりが見たい」その一心だけで読み続けているほど物語が気になってしまいます。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
トモダチゲーム
別冊マガジンにて連載している作品で作者は山口ミコト先生(原作)、 佐藤友生先生(作画)です。
いわゆるデスゲームに近い作品ですが特徴的なのは仲間同士の裏切りに焦点が当てられているため本当に信じられる友達を見つけられるかが大事になってきます。
主人公の友一がとにかく頭が切れるキャラであり常に相手の一歩先を行く思考の持ち主です。結構ゲスい性格をしており過去に人を殺したことがあるという伏線を匂わせているので真実がどうなのか気になってしまいます。
話の展開が二転三転することが多く、友一の思考がこちら側には描写されないので友一の機転で逆転勝利を収めた際は解決編のように種明かしされていくのですが全く想像できない角度からの勝利が多いのでワクワクします。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
夏目アラタの結婚
これは、最も一線を越える「結婚」!!児童相談所に勤務する夏目アラタは、結婚に夢など抱いていない30代・独身。彼はある日、担当児童・卓斗から「父を殺した犯人に代わりに会って欲しい」という依頼を受ける。犯人の名は品川真珠。【品川ピエロ】と呼ばれる有名連続殺人犯だった…!!
ビッグスペリオールにて連載中の作品で作者は乃木坂太郎先生です。
主人公夏目アラタが依頼者の遺族の遺体を見つけるため、連続殺人犯「品川真珠」と獄中結婚することになり事件の真相に迫っていくこととなる。
獄中結婚がテーマの珍しい漫画ですが本当に愛し合っているわけではなく、真珠から情報を聞き出すためで真珠の方も本気にしているわけではなくなんらかの目的があるようでお互いに腹の探り合いが始まり周りの人間を巻き込んだ心理戦が繰り広げられます。
その中で真珠の連続殺人事件の真実に徐々に明らかになってきて気づけば話に引き込まれていきます。真珠の演技力に回りの人間が「もしかしたら殺してないのかも?」と考えるようになる中でアラタは真珠が殺したと確信を持っているのが印象的でした。
品川真珠という人間が全く読めてこず心理描写も一切ないためとにかく不気味で何を考えているのかわかりません。しかしアラタに対して何故か興味を抱いているのがなお恐怖を感じることとなります。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
復讐の教科書
マンガワンにて連載している作品で作者は廣瀬俊先生(原作)、 河野慶(作画)です。
イジメの結末として屋上から突き落とされた黒瀬は下にいた担任教師白鳥とぶつかり目が覚めたら白鳥の体に精神が乗り移っていた。そして黒瀬は白鳥の体を使い自分をイジメていた5人組に復讐を誓う。
教師の立場を利用し本来なら不可能だった復讐方法を決行できるようるのが特徴的であり、自分をイジメていたメンバーに対して直接的に関わっていくことで弱点を見つけるなど自分の体では到底知り得なかった情報なんかも手に入っていくこととなります。
比較的テンポよく復讐をこなしていくこととなるのですが自分をイジメていた5人に復讐していく中で発覚していく衝撃の事実が面白くこれからどう展開されていくのか予想できないです。
主人公の黒瀬が動物好きで真面目な性格をしており将来の夢が教師だったこともあるので自分の体ではなくても教師として生活している姿はなかなか様になっていて楽しそうです。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
その他
永世乙女の戦い方
ビッグコミックスペリオールにて連載している作品で作者はくずしろ先生、香川愛生女流二段(監修)です。
高校生でありながら女流棋士である早乙女香が女流7冠の絶対王者天野香織への挑戦を目標に頂点まで駆け上がっていく将棋漫画です。
女流棋士である香川先生が監修を務めており奨励会と女流の違いが事細かに描かれていて決して女流を贔屓しない客観的な評価が作中に取り入れられています。私はこの漫画を読むまで女流棋士が正確にはプロではないということは知りませんでした。
香の目標はあくまでも天野香織と戦うことであり将棋がすべてというよりかは天野香織がすべてと言えるほど狂気じみた執着を見せ、登場人物のほとんどがいくつもの顔を持っており対局中と日常生活でのギャップが凄まじいです。
肝心の対局内容も初心者から経験者まで幅広く楽しめるものとなっているので万人受けする作品なのではないでしょうか?
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ケンガンオメガ
マンガワンにて連載している作品で作者はサンドロビッチ・ヤバ子先生(原作)、だろめおん先生(作画)です。
前作ケンガンアシュラから2年後が舞台である裏格闘技漫画で拳願絶命トーナメントのその後を描いた作品で新主人公に成島光牙を迎え前作キャラも大勢登場します。
前作であるケンガンアシュラを読んでいなくても楽しめますがアシュラとの繋がりは多いので続き物として推奨します。トーナメントへ出場していたメンバー達の成長した姿が見れるのも面白いです。
今回はトーナメントではなく他の裏格闘技団体との対抗戦がメインとなっており過去キャラは仲間となっているのでめちゃくちゃワクワクする展開が多いです。
前作主人公の王馬とは違い光牙は未熟な面が多く強さもそれほどで周りから吸収しこれから強くなっていくタイプの主人公です。最初こそイキっていますが次第に真面目な好青年となっていき目上の人間への礼儀正しさや強さへの憧れなど成長する主人公としての面が強くなっていくので気が付いたら応援したくなっていました。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
鉄鳴きの麒麟児
ネット麻雀界のカリスマ「キリンジパパ」こと桐谷鈴司が娘の小梅を食べさせていくために、新宿歌舞伎町で勝負をする。
桐谷は家族のことをほったらかして仕事もせずにネト麻漬けの毎日を送っていたため妻から離婚を言い渡されます。そんなダメ人間が唯一の取り柄に人生を賭け、頂点を目指す話となっています。
魅力あふれるキャラ達の闘牌はいつでも真剣勝負で見ていて熱くなります。
ネト麻育ちのプロ雀士渋川難破プロが監修をしており、ネット麻雀とご祝儀ありの賭け麻雀との違いや、デジタル派ならではの打ちまわしなど麻雀の勉強にもなります。
作中の桐谷もバリバリのデジタルで鉄守備モンスターとまで言われる腕前。しかしそんな桐谷もリアルの博打は初心者からのスタートで再勉強を始めます。
タイトルが変わりながら連載が続いており、現在で20巻近くになるためボリューム充分です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
凍牌
主人公ケイはその冷徹な打ち回しから裏麻雀界で氷のKと呼ばれる雀士。家で飼っている少女のために今日もケイは裏の世界で戦う。
ゴリゴリの裏世界の話でヤクザもいっぱい出てきますしとんでもない大金が動いたり、命を賭けたりなどこれぞ裏といえる内容となっています。
冷静沈着でデジタル派のケイに対して、ド派手で流れ重視の麻雀を打つ堂島の存在も欠かせず真逆の2人が時には敵に、また時には味方にもなるのが熱い。他にも魅力的なキャラ揃いです。
志名坂作品の特徴なのか後述する作品を含め異常に役満が飛び出します。抵抗ある人もいるかも?
タイトルを変えながら連載を続けており、総合すると30巻を超えるため、ビッグタイトルと言えます。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
Dr.STONE
週刊少年ジャンプにて連載している作品で作者は稲垣理一郎先生(原作)、Boich先生(作画)です
人類すべてが石化して3700年後、目覚めた千空が持ち前の科学を用いて仲間達と共に人類復興を始めるサイエンスサバイバルです。
とにかく物語のテンポが良く問題発生→解決まで大体2話しかかからないので全く飽きることなく話が進んでいきます。千空の科学には「そんなものまで作れるのか」と思ってしまう物も多く科学の凄さを体感することができRPGのようにどんどん仲間が増え便利な物が増えていくのが面白いです。
主人公の千空がチート系キャラですが適材適所で人に頼るため鼻に付かず頼りになるリーダーといった印象であり、仲間達それぞれに役割があるのが良かったです。
人類石化の謎や3700年の間に何があったのか?などストーリーの根幹に関わっていくようになるのがスケールの大きさにワクワクしてしまいます。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆☆
秘密のレプタイルズ
マンガワンにて連載している作品で作者は鯨川リョウ先生です。
大型ペットショップ「アニマーレ」の爬虫類コーナーを中心に店員と常連達の爬虫類ライフを描いた爬虫類特化漫画です。
作者が爬虫類好きということもあり爬虫類の飼育方法や細かい解説まで丁寧に描写されているので読めば読むほど爬虫類の魅力を知ることができます。かくいう私もちょっと苦手意識がありましたがこの漫画を読んで少し興味を持ってしまいました。
通常回は爬虫類の紹介やコメディ色の強いものが多いですが中には登場人物の成長にも関わるシリアスな話もあり爬虫類との向き合い方なんかも描かれているのでなかなか興味深いです。
他にもラブコメとしての面も強く主人公の恋愛描写はもちろんのこと他のキャラクターにも焦点が当てられBLやGLまであるなかなか珍しい漫画となっています。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ポケットモンスターSPECIAL
小学館の冊子を中心に連載しており作者は日下秀憲先生(原作)、山本サトシ先生(作画)です。
ポケモンのゲームをコミカライズしている作品でそれぞれのゲームごとに別の章として展開されています。
誰もが知っているポケモンのコミカライズですが内容が意外としっかりしており主人公達の成長やポケモン達との関係性など章ごとに全然違ったストーリーになっているのがいいです。
主人公を始めメインキャラクターの性格が個性的で好きになれますし、世界観が繋がっているので前章のキャラクターが緊急参戦したりなどの面白さがあるのも特徴的です。
どんなポケモンが手持ちに加わるのだろう?という楽しみがキャラクターの数だけ存在したり世代ごとの伝説のポケモンがストーリーに絡んできたりなどこの作品ならではの魅力があります。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
まとめ
連載中の作品はこれからどうなるのかわからないというワクワク感が持ち味でありタイムリーで盛り上がることができるのが特徴的ですね。
自分が追い続けてきた作品のアニメ化が決まった時なんかドヤ顔出来ますし、自分のことのように嬉しくなってしまいます。
逆を言えばまだ軌道に乗っていない作品なんかは単行本を集めてももしかしたら打ち切りになってしまうかも…という恐怖感もありなかなか手が出せない場合も多いです。しかし、そこで購入してあげることがその作品を支えていくことにも繋がります。
是非お気に入りの漫画を見つけて友達なんかにも紹介してあげてください。
気になった方はこちらから↓













コメント