サスペンス漫画の続きが気になりすぎるので完結してから読みたい男しょうぬんです。
今回はそんなサスペンス漫画について紹介したいと思います。
サスペンスとミステリーの基準ってなんだ?と思い調べたところ、大まかには不安定な心理を作り出しその心理状態を維持するのがサスペンス。推理を楽しむのがミステリーだそうです。
ちなみにサスペンスの超常現象が絡むバージョンがホラーにあたるようです。
今回はホラーとジャンル分けして超常現象がないバージョンを紹介しようと思います。
ガンニバル(連載中)
週刊漫画ゴラクにて連載中の作品で作者は二宮正明先生です。
山奥の小さな村に配属された駐在・阿川大悟が村に隠された「食人文化」について捜査するサスペンス漫画となっています。
食人文化が題材になっているので興味を惹かれた方も多いのではないでしょうか?
主人公の阿川は家族連れで村に来ているため危険な行動をできない中での捜査となっており実質人質を取られている状態なのがドキドキものです。
最初はニコニコしていた村の住民達ですが、村の捜査を始めた阿川に対して村八分にするようになります。リアリティのある絵なので住民達の不気味さが際立ち恐怖感が煽られるのが印象的でした。
内容もちゃんとしていて謎が解けていく後半に向けて尻上がりに面白くなっていくため、一度読み始めたら止まらなくなること間違いなしです。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ROUTE END(全8巻)
ジャンプ+にて連載していた作品で作者は中川海二先生です。
主人公春野太慈が自分の恩人を殺した謎の連続殺人犯ENDの正体を追いかける物語となっています。
ENDは死体を分解しそのパーツで「END」の文字をつくる狂気じみた犯行を繰り返すやばい奴で「END」の正体や数々の伏線など終盤に向かうにつれ盛り上がりが増していきます。
主人公は特殊清掃員と呼ばれる仕事をしており、自殺や殺人などの死体が長期に放置された場合の後処理を行います。他の漫画でも見た事ない職業でこの仕事が物語にどのように絡んでくるのかも注目です。
また作品のテーマとしてそれぞれの「人の死」との向かい合い方があり登場人物達がどのように乗り越えていくのかが深く描かれていたため読み終わった後で考えさせられるものがありました。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
絶望の楽園(全6巻)
マガジンポケットにて連載していた作品で作者はtos先生(原作)、オギノユーヘイ先生(漫画)です。
カルト宗教「日照雨(そばえ)の会」に後継者候補として拉致された主人公芦谷透が地下施設からの脱出を目指す話です。
日照雨の会には死者を復活させるという奇跡が存在するが、どうやら裏があるらしくその謎が解けていくのも注目です。
透以外の後継者候補達にもそれぞれ目的があり施設に来ていて、誰が透の味方か敵か二転三転する内容になっているため、全6巻と長くはありませんが内容はしっかり詰まっておりサスペンスなのにスピード感があるのが特徴でした。
何があっても心の折れない透がカッコよく、腐った弁当を笑顔で食ったり、自分の手に包丁突き刺したりと圧倒的な精神力が特徴的でした。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆

僕だけがいない町(全9巻)
ヤングエースにて連載していた作品で作者は三部けい先生です。
主人公の藤沼悟は過去に起きた殺人事件の真相を探るべくタイムスリップ能力を生かして過去と現代を何度も繰り返すこととなる。
本来は未来が見える能力であった”リバイバル”の能力がまさかのタイムスリップにまで発展。小学生時代に戻ってしまった悟が殺人の被害者となってしまった同級生の死について捜査し過去を改変しようとします。
展開の移り変わりが速く巻数が短い割に内容はしっかり詰まっている印象を受けました。事件は予想外の方向に発展し悟が過去を変えていくことで本来存在した未来とはどんどんずれていくこととなっていくのが面白いです。
物語ラストのシーンがめちゃくちゃ好きでここまで読んできてよかったと素直に思える出来で喪失感のような物もありました。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
夏目アラタの結婚(連載中)
これは、最も一線を越える「結婚」!!児童相談所に勤務する夏目アラタは、結婚に夢など抱いていない30代・独身。彼はある日、担当児童・卓斗から「父を殺した犯人に代わりに会って欲しい」という依頼を受ける。犯人の名は品川真珠。【品川ピエロ】と呼ばれる有名連続殺人犯だった…!!
ビッグスペリオールにて連載中の作品で作者は乃木坂太郎先生です。
主人公夏目アラタが依頼者の遺族の遺体を見つけるため、連続殺人犯「品川真珠」と獄中結婚することになり事件の真相に迫っていくこととなる。
獄中結婚がテーマの珍しい漫画ですが本当に愛し合っているわけではなく、真珠から情報を聞き出すためで真珠の方も本気にしているわけではなくなんらかの目的があるようでお互いに腹の探り合いが始まり周りの人間を巻き込んだ心理戦が繰り広げられます。
その中で真珠の連続殺人事件の真実に徐々に明らかになってきて気づけば話に引き込まれていきます。真珠の演技力に回りの人間が「もしかしたら殺してないのかも?」と考えるようになる中でアラタは真珠が殺したと確信を持っているのが印象的でした。
品川真珠という人間が全く読めてこず心理描写も一切ないためとにかく不気味で何を考えているのかわかりません。しかしアラタに対して何故か興味を抱いているのがなお恐怖を感じることとなります。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
僕の名前は少年A(全4巻)
ガンガンオンラインにて連載していた作品で作者は君塚力先生(原作)、日丘円先生(作画)です。
好きな女の子を守るため全てを背負い嘘の自白をした少年貴志により自分だけでなく周りの人間の人生をも狂わせてしまうこととなります。その後1度は社会復帰に成功したかに見えた貴志が何者かにSNSで正体をばらされもう1度世間からの冷たい目を浴びせられる。
普段ニュースで見ている事件なんて私達はすぐに忘れてしまいますが当事者達は世間からどのように扱われるのかリアルに描かれており、自分だけでなく周りにも影響が出るという怖さがわかりました。
少年法に守られているため自分1人が真実を隠せば数年で元通りになれると浅い考えをしてしまった貴志が自分の考えが甘かったと理解するシーンが悲しくなりました。
道中胸糞悪い部分も多いので少しネタバレをしますが最後はBADENDというわけではなくある程度救いのある物語にはなっているので是非読んでみてほしい作品です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆
- 終わり方☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
復讐教室(全7巻)
クラス中からいじめを受けていた主人公藤沢彩菜がクラスメイト全員に念入りな計画をたて復讐する話です。
クラスメイトの一部とかではなくほぼ全員からいじめを受けていたため対象はクラスメイト全員であり学校だけでなく家でも孤立している彩菜は本当にかわいそうでした。1人ずつ復讐していき名簿から人数が減っていくためサバイバルっぽい要素も含まれています。
いじめには黒幕がいるようで復讐が進むにつれて、明らかになってくるいじめ事件の真相についても要注目です。誰が敵で誰が味方かわからなくなっていく様子は読んでいるこちらもドキドキでした。
内容はエグいのですが絵が綺麗でわかりやすいためストーリーに入り込みやすくなっており、キャラクターの表情などでも感じ取れる情報が多かったです。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆
- 終わり方☆☆
- 総合☆☆☆
やばい女に恋をした僕の結末(連載中)
初めて恋人ができた森岡護だったが、付き合った女にはとんでもない闇が潜んでいた。しかし、護は何故かその女から逃れられなくなっていく。
ヤバい女と付き合ってしまったばっかりに護の人生が取り返しのつかないことになっていきます。始まりの時点で護にハッピーエンドが無いのは分かっているのですが、とにかくずるずる行く護の結末が気になりすぎる。
作中一度も息継ぎができないほどヤバい状況に発展していき、次々と明らかになっていく女の本性が怖すぎてドキドキします。
登場人物の行動や心理には全く共感できないのですが、表情から伝わってくる恐怖が妙にリアリティがあり丁寧に描かれているため読みやすくなっているのもいい点です。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆
- 期待感☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
監獄実験(全10巻)
学校中からいじめられていた江山藍都が謎のゲームの招待状を受け取り、いじめの主犯である彩を監禁、拷問をし復讐する話です。
拷問するだけの漫画かと思いきや序盤から物語が二転三転するため読みやすく勢いがある印象で、最初は心の弱かった藍都が黒く染まっていき拷問にも積極的になっていくのが怖かったです。
もちろん拷問内容はしっかりエグく見ていて辛いと感じてしまうほどでした。ゲームに参加しているのは藍都だけではなく本当に狂った者や信念を持って参加した者など参加理由は様々で登場人物それぞれの思惑が交差し段々と話が面白くなっていきます。
監獄実験が行われた理由などが徐々に判明していき何が正義で何が悪なのか考えさせられる話でした。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆☆
- 総合☆☆☆
親愛なる僕に殺意をこめて(全11巻)
ヤングマガジンにて連載していた作品で作者は井龍一先生(原作)、伊藤翔太先生(作画)です。
連続殺人犯を父に持つ大学生杉浦エイジが自分の中にいる二重人格の正体に迫るクライムサスペンスです。
自分の記憶にないまま彼女ができたり何千万と言った大金を所持していたりなどから二重人格を疑うようになり自分の中にいるもう一つの人格の目的を突き止めるため危険を侵しながらも真実に迫っていくのが面白い。
登場人物達がそれぞれ自分の目的のために行動しており人間のエゴのようなものも見れるのが特徴的です。
また、物語の展開が想定外の方向に切り替わっていくのが特徴的で全く先の読めないストーリーに一度読んだらやめられない魅力があります。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
まとめ
こう言った類の漫画は尻上がりに面白くなっていくのが特徴で、他の漫画では味わえないドキドキ感なんかも魅力的ですよね。
こういうの伏線や謎を張り巡らせる作品を考えられる作者ってやっぱり頭が良いんですかね?
謎について友人と考察とか出来るのも楽しいです。
これからもどんどん追記していこうと考えているのでよろしくお願いします。
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