川柳ってやったことありますか?五七五で文章を作る古来から伝わる日本語の定型詩です。今回はこの川柳を用いて会話をする不思議な少女が主人公の川柳少女について紹介します。
川柳少女とは?
週刊少年マガジンにて連載していた作品で全13巻完結済み。作者は五十嵐正邦先生です。
アニメ化も果たした人気作品で文芸部所属の主人公雪白七々子と毒島エイジを中心としたラブコメで主人公の七々子は川柳を用いて会話をする異色の作品となっています。
物語はほぼ4コマ形式で進み最後のワンページだけ大ゴマ等も用いた形式に変わります。
あらすじ
容姿端麗、成績優秀の美少女雪白七々子は自分の話すことを全て川柳で伝える少し変わった少女。
高校生となった七々子は柄井高校に入学し、中学時代に恋をした見た目ヤンキーの少年毒島エイジと再会を果たす。
文芸部に入った七々子とエイジは部長の片桐天音を交えた3人で部活動を開始する。
七々子の川柳
七々子は自分の会話の全てをいつも持ち歩いている短冊を用いて川柳で行います。
昔から話すのが苦手な七々子が自分の気持ちを伝える唯一の手段がこれだったようです。
七々子の川柳は全て背景に映し出されます。
正直川柳と言うよりかは言いたいことを五七五にしてるだけなんですけどご愛嬌。
ここが面白い
登場人物が可愛すぎる
出てくるキャラみんな可愛すぎてやばい。全員ちょっと抜けてるところがあって愛着が湧いてきます。なにより五十嵐先生の画力あって表情がめちゃくちゃ豊かなんですよね。
メインヒロインの七々子はもちろんのこと
2人のことを見守るが、いろいろ残念な部分が多い部長の片桐アマネ
エイジの姉貴分で行動が逐一エロい大月琴
表情作るのが下手でスケッチばっかで表情を描く矢工部キノ
占い師としても活動中、自分のイメージを大事にしている花買タオ
など一癖も二癖もあるキャラばかりです。
なんだったらエイジもアホなとこあって可愛いです。
4コマによる読みやすさ
どこから読んでも面白いのは4コマ漫画の魅力であり、わかりやすいのが良いですね。可愛くユニークなキャラクター達が物語を盛り上げてくれます。
4コマでありながら1話ごとの話は繋がっているためストーリー性もあります。
両方の特性を併せ持っていてどこから読んでも面白いのもGOOD。
五十嵐先生ギャグスタイルがコンスタントに笑いを入れてくるタイプなので4コマ漫画との相性が良いように感じます。
相当ギャグセンも高く、手元に置いてあると何度も読み返せるのでおすすめです。
七々子とエイジの関係
基本的にはこの2人が物語の中心であり少しずつ進展していく2人の関係からも目が離せません。
エイジくん曰く恋愛はシャバいらしく、あまり考えないようにしていながらもちょっとしたことで動揺しまくるのが面白い。
周りは見てれば両想いなのわかるのに2人の距離感にニヤニヤしてしまいます。
七々子が積極的に行動しますが、エイジがなかなか気づかない。でもめちゃくちゃいいやつすぎてみているこっちも優しい気持ちになります。
まとめ
今回は川柳がテーマの漫画川柳少女を紹介させていただきました。
川柳と聞くと硬いイメージがありますが、中身は全くそんなことはなくただのコメディなのでタイトルだけで毛嫌いせずに触れてみてほしいです。
4コマ漫画特有のお手軽さや五十嵐先生のキャッチーな絵もあり、誰でも読みやすい作品となっていますので興味のある方はぜひ是非読んでみてください。
全巻買うなら漫画全巻ドットコムがおすすめ。古本から電子まで大人買いできます
コメント