「健全なる魂は健全なる精神と健全なる肉体に宿る」のキャッチコピーでお馴染み。
個人的に世界観が大好きな作品ソウルイーターを紹介させていただきます。
ソウルイーターとは?
ソウルイーターは月刊少年ガンガンにて連載していた作品で全25巻完結済み。作者は大久保篤先生です。
その人気はすごくガンガンでは看板漫画として扱われていました。
最近は炎炎ノ消防隊で有名な大久保先生ですが、自分と同世代の方はこっちの方がイメージ強いのでは?
アニメ化やゲーム化などもしており、外伝作品としてソウルイーターノット!がありこちらもアニメ化までしています。
死神武器職人専門学校、通称「死武専」に通う生徒達が魔女や魔人と言った敵と戦うダークファンタジーです。
設定
この作品世界観が非常に独特なため、先に軽く設定を紹介します。
舞台はアメリカにあるデスシティという場所になります。
作品1番の特徴として、人が武器に姿を変えパートナーとなる職人と共に戦う斬新な設定です。パートナーになるためには職人と武器が魂の波長を合わせなくてはいけません。
武器の形状は様々で剣や銃は勿論、鎌、槍斧などもあります。
主人公マカ達が通う死武専と呼ばれる学校は死神様が運営しており、武器を扱う武器職人と武器とが通っています。
あらすじ
死神武器職人専門学校、通称死武専に通う職人、マカ・アルバーンは相方の魔鎌ソウルを死神の武器デスサイズへと成長させることを目的に戦いを続けていた。
罪人の魂を99個集めることに成功した2人は魔女の魂を狙い猫の魔女のブレアと対峙、倒すことに成功するもブレアは魔女ではなかった。
ひとまずデスサイズの件を後回しにした2人は同級生の最強を目指す男ブラック☆スターとその武器である中務椿、死神の息子デス・ザ・キッドとその武器トンプソン姉妹のリズ&パティと共に学校に通いながらも戦いに身を投じていく。
ここが面白い
トリプル主人公
本作では、主人公マカに加えほぼ主人公と言っていい立ち位置にブラック☆スターとキッドを加えたトリプル主人公と言える形をとっています。
マカ デスサイズを作ることを目標にしている少女で男勝りな性格でサバサバしている。魂を感知する能力に優れているが身体能力では2人に劣る。武器は鎌
ブラック☆スター 神を超えた最強の存在を目指す少年。実際に身体能力は死武専随一であり武の申し子と言われるほど。武器は変幻自在の暗器で忍者のような戦闘スタイルを取る。
キッド 何事も左右対称でないと気が済まず、喜怒哀楽が激しい少年。死神の息子でもあり、将来的には父を超える死神を目指す。武器は2丁拳銃で死神体術という変わった構えを用いる。
3人がそれぞれ高い目標を掲げ、物語が進むにつれて到達していく様子が面白いです。
斬新な設定の数々
まず主人公の武器が鎌なのがイカしています。厨二心を刺激されますし、女の子がめちゃくちゃでかい鎌振り回してるのもアンバランスながら絵になります。
人が武器になるって発想が凄いですよね。普通に武器を振るうより格段に盛り上がりました。武器と職人が魂を共鳴さすことにより更なる力を発揮、必殺技のようなものが使えます。
絵柄も物語が進むにつれてスタイリッシュになっていき、成長していくマカ達を表現できている気がします。
不気味な世界観もいい味を出していて、敵の異様さを際立たせています。
あの世界に出てくる月はすごい不気味な見た目をしていてしかも生きてるのがヤバいです。
後半への尻上がりの面白さ
物語が進むにつれて面白さがどんどん増していきます。
漫画なんだから普通じゃない?と思われる方もいるかと思いますがこれが結構できてない作品多いです。序盤がピークだったりすることも多いですしね。
日常と戦闘とのメリハリもしっかりしており、世界観を読者に浸透させてから二転三転していくのが上手いです。
ストーリーの展開が王道といった感じで敵も強大になっていき、それに合わせてマカ達も格段に強くなり、味方とのコンビネーションも良くなっていきます。
後半に行くにつれて敵との因縁なんかもどんどん深くなっていくので戦闘が熱いです。
共闘する時もあればそれぞれが別個で敵を倒すところもあるのでここら辺はメインキャラが3組いるおかげで3倍の面白さがあると言えます。
まとめ
今回はガンガン不屈の名作ソウルイーターを紹介させていただきました。
魅力的なキャラばかりで目標に向かって突っ走っていくマカ達がカッコいい。個人的にブラック☆スターがめちゃくちゃ好きなんですよね。
スピンオフのソウルイーターノット!は日常がメインとなっていますので気になった方はそちらもどうぞ
これぞダークファンタジーといった独特の世界観を持つ大久保先生の名作ですのでぜひ読んでみてください。
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