スポーツ漫画って面白いですよね。一試合ごとに盛り上がりがはっきりしていて何回も読み返したくなる魅力があります。
私が好きな漫画のジャンルは?と聞かれればスポコンと答えます。
今回はその中でも王道も王道、野球漫画について紹介します。野球は9回2アウトからという言葉あるように漫画内においても最後までどっちに転ぶかわからないどんでん返しが魅力だと感じており熱くなれる作品をピックアップしました。
※あまりにも有名どころは外してあります。(需要がありそうなら追記したいと思います)
BUNGO(連載中)
週刊ヤングジャンプにて連載している作品で作者は二宮裕次先生です。
尋常じゃない熱中力により朝から晩まで一人で壁当てだけを続けてきた少年ブンゴが世代最強クラスのバッター野田と出会ったことにより野球の楽しさを知り、シニア名門校静央シニアでエースを目指す熱血野球漫画です。
3年間朝から晩まで壁当てを続けてきたことにより、野球初心者でありながら爆発的成長を遂げマウンドに立つこととなります。その過程までのテンポが良く、スピード感のある作品が好きな人におすすめの作品です。
ブンゴ最大の武器であるストライクゾーンど真ん中へのストレートはこれまでの常識を覆すものであり、どこまで強くなっていくのか想像できないほどの才能を持っています。
現在中学生編ですが、高校のスカウトが多数登場しており甲子園を見据えた話も多いため高校生編もあるような気がします。スカウト陣の選手争奪戦など試合以外にも見どころが多い作品です。
展開の盛り上がり方が溜めて爆発連続でブンゴ達の爆発的な成長が魅力的となっており、個人的に今一番熱い野球漫画です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆☆
グラゼニ(連載中)
週刊モーニングにて連載中の作品で作者は森高夕次先生です。
プロ球団の中継ぎピッチャー凡田夏之介が自身のパッとしない立ち位置に悩みながらも仕事をこなしていくストーリーです。
プロ野球界の話なのですが、主人公はエースでも4番でもなく1軍と2軍を行ったり来たりする中継ぎピッチャーというあまりない設定が魅力的でプロの厳しさを垣間見ることができます。
夏之介はプロ10年目の中継ぎピッチャーで12球団すべでの一軍選手の年俸を暗記しているほどの年俸マニア(夏之介自身は1800万)です。
自分より年俸が低いと見下して投げるが、逆に高いと委縮して打たれやすいという何とも珍しいピッチャーなのですが、プロの世界は楽しいだけじゃなく金が大事というポリシーは当たり前なんでしょうけど漫画だとあまり見ないリアルがあります。
物語中で夏之介自身の年俸が上がっていくのが面白く純粋なサクセスストーリーとしても楽しめます。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆
- 期待感☆☆
- 総合☆☆
最強!都立あおい坂高校野球部(全26巻)
週刊少年サンデーにて連載していた作品で作者は田中モトユキ先生です。
主人公北大路輝太郎含む5人の幼馴染みが従姉の菅原鈴緒が監督を務めるあおい坂高校を甲子園に連れて行こうとする話。
弱小校に強者が集い甲子園を目指す王道中の王道の展開で、小学校時代はチームメイトだった5人がそれぞれ別の中学で経験を積み自分の武器を磨き上げて再会します。
5人ともが強豪校のスカウトを受けるほどのプレイヤーであり主人公の輝太郎はアンダースローでありながら最速143km/hの速球派と超高校級のピッチャーで、他の4人もスター選手ぞろいで派手な活躍を見せます。
幼馴染みで1学年上の狛光爾は先に強豪校に進み活躍をしているのですが、輝太郎達との対比がしっかり描かれておりライバル対決はめちゃくちゃ熱いです。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆☆☆
- 総合☆☆☆
Mr.FULLSWING(全23巻)
週刊少年ジャンプにて連載していた作品で作者は鈴木信也先生です。
主人公猿野天国(あまくにって読みます)が野球部マネージャーの鳥居凪に一目惚れをし彼女の気を引くために持ち前のパワーを生かして甲子園に連れていく約束をします。
主人公猿野は野球完全初心者ですが抜群の運動能力や持ち前のパワーを武器に長打力が魅力のバッターへと成長していきます。
半分ギャグ漫画で試合中でもお構いなしにギャグを挟み、ちょっとくどいと感じるところもありますが、締めるべきところはしっかり締めており、熱い展開も盛り沢山となっています。
本作は能力野球漫画にあたり「魔球」や「~打法」などの必殺技も多数登場、ボールが消えたり、打った球がジグザグに落ちてくるなどとんでも野球が繰り広げられますが必殺技同士の真っ向勝負はやはり燃えるものがあります。
週刊少年ジャンプで連載していただけあって友情、努力、勝利を体現しているような漫画でジャンプで数少ない野球漫画のヒット作ということもあり貴重な存在です。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 終わり方☆☆☆
- 総合☆☆☆

忘却バッテリー(連載中)
ジャンプ+連載中の作品で作者はみかわ絵子先生です。
記憶喪失になった要圭がバッテリーの清峰葉流火と共に野球同好会しかない小手指高校に入学し、仲間たちと共にもう一度野球の楽しさに触れていくストーリーです。
天才バッテリーとして知られた2人が主人公のため無双系のように見えますが、捕手の圭の記憶がなく野球への情熱もないため実質初心者のような者。しかし、たまに体が覚えていると言わんばかりのプレーも見せるのがいいです。
2人のチームメイトは何の因果関係かかつて天才バッテリーによって心を折られ野球を挫折した者ばかりで野球をやめた原因と共にもう一度野球を始めるという奇妙な関係となります。
自分ひとりではなく仲間達の助けを借りて過去のトラウマを乗り越えて再び野球と向き合っていく彼らの心情が丁寧に描かれています。
日常ではギャグの部分も多く高校生らしい一面が見れるため試合とのギャップがあり、さらに輝いているように思います。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 期待感☆☆☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
ONE OUTS(全20巻)
ビジネスジャンプにて連載していた作品で作者は甲斐谷忍先生です。
賭野球で生活をしてきた青年渡久地東亜がプロ選手児島との出会いをきっかけに埼京彩珠リカオンズの投手としてプロの舞台で活躍することに。
この作品最大の特徴は東亜の年俸制度。通常の1年何千万とかではなく、完全実力制となっておりアウト1つにつき500万増え、1点取られるごとに5000万減るという「ワンナウツ契約」をリカオンズのオーナーと結びドラフトやトライアウトを受けることもなく入団しました。
東亜の持ち球は120kmそこそこのストレートのみですが自在に球の回転を操れるボールコントロールと制球力、そしてギャンブラーとして鍛えた洞察力や精神力、相手の心理を読み取る力によりアウトっを量産していくのがかっこいいです。
通常の野球とは違い心理戦の要素が強く他の野球漫画では味わえない面白さを誇ります。東亜の作戦があまりにも奇想天外過ぎて方法は隠しますが結果として相手チームが自分からアウトを取られに来て、更にそれを防ぎにかかるという謎野球が発生したのが衝撃的でした。
- ストーリー☆☆☆☆☆
- 画力☆☆
- キャラクター☆☆
- 終わり方☆☆☆
- 総合☆☆☆
最後は?ストレート!!(全20巻)
週刊少年サンデーにて連載していた作品で全20巻完結済み。作者は寒川一之先生です。
数々の才能を発掘してきたマンモス校千石学園で何の取り得もなかった主人公髙津睦月が溝口大河と出会ったことをきっかけに野球を初め、秘められた才能を発揮していく物語です。
千石学園では各分野の才能を見込まれた者に「白服」と呼ばれる制服が渡されるのですが、なぜか睦月だけは「白服」でありながら何の才能も発揮することがありません。
そんな「灰色の白服」と呼ばれた睦月が野球の白服である大河と出会い、野球を始め、初めて三振を取ったことをきっかけに自分の才能があろうがなかろうが野球を続けようと決意します。
ピッチャーとしての睦月の武器はストレートで回転数が凄いです。睦月の成長速度が速くストレスなく読むことができます。
また、睦月のチームは人数が足らず別の競技の白服が助っ人として出場するのですが、それぞれの専門分野を生かした野球を見せてくれるのが面白いです。
画風がちょっとデフォルメちっくなので読みやすく、キャラも可愛い感じになっています。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 終わり方☆☆☆
- 総合☆☆☆☆
あの月に向かって打て(全6巻)
つかめ奇跡の栄冠を!ゼロから目指す甲子園。文月弾輝(ふみつきはずき)は高校一年生。志望の栄邦(えいほう)高校への受験に失敗し、家から徒歩10分の県立玉縄(たまなわ)高校に入学する。三年間の受験勉強が無駄になったことに絶望的な気分で登校する弾輝。しかし、ひょんなことが重なり野球部を見学することになる。そして、風変わりな監督と個性的な部員たちと出会う。バッティングの快感に目覚めた弾輝は、入部を決意し…!? 努力と知恵と情熱の、新・爽快ベースボールドラマ開幕!!
受験に失敗し玉縄高校へ入学した主人公文月弾輝が初めて野球を体験し、ボールをかっ飛ばすことの楽しさに目覚めてのめり込んで行きます。
最大の特徴は主人公のチーム玉縄高校には主人公を含め3人もホームラン狙いのスラッガーがいることで、どのように試合内容を展開していくのか読めません。
主人公が初心者ということもあり、野球を基礎から学ぶ弾輝と共に私たちも野球を1から学んでいる気分になれます。
弾輝の天然で素直な性格により他人へのリスペクトがよく描かれていて、天才肌の弾輝が全く鼻につかないのも魅力的でした。
他の登場キャラクターもいい奴ばかりでキャラの掛け合いを見ているだけでも十分に面白いです。
- ストーリー☆☆☆
- 画力☆☆☆☆
- キャラクター☆☆☆☆
- 終わり方☆
- 総合☆☆☆☆
WILD PITCH!!!(全16巻)
ビッグコミックスピリッツにて連載していた作品で作者は中原裕先生です。
甲子園まであと一歩届かなかった投手城戸拓馬が独立リーグを経験後16球団となったプロ野球の新球団”むさしストレイキャッツ”へ入団し活躍していく野球漫画です。
プロを舞台にしている作品は数多くあれど新球団で一からチームを作っていく作品というのはなかなかなく、城戸が仲間達と切磋琢磨しながらチームの柱へと成長してく様子が丁寧に描かれています。
高校時代のライバルだった猪俣やチームメイトの内山がドラフトに掛かりプロとして活躍していくのに対し自身は独立リーグからプロを目指すという対比がコンセプトとなっているのが珍しくもあり面白い点です。
非常にテンポが良く高校、独立リーグ、プロでの活躍が16巻に詰まっています。しかし、大事な試合などは何巻もかけて行われたりなどメリハリがしっかりしているので読みやすい作品です。
- ストーリー☆☆☆☆
- 画力☆☆☆
- キャラクター☆☆☆
- 終わり方☆☆☆
- 総合☆☆☆
まとめ
今回は野球漫画について紹介させていただきました。
野球はスポーツでは1,2を争うくらい有名ですが、大御所が凄すぎてなかなか名作が生まれないイメージです。
ピッチャーとバッターによる1対1の対決やチームスポーツとしての友情など盛り上がりどころが満載の野球漫画はスポコンの中でも王道と言えるでしょう。
また時間のある時にどんどん追記して増やしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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