ゲームや漫画なんかで度々テーマにされる神や偉人。そんな彼らの直接対決というのはいまだかつて見たことがないのではないでしょうか?
今回はここ数年で人気漫画に名乗りを上げてきた話題作、人間対神のタイマン対決を描いた「終末のワルキューレ」について紹介します。
終末のワルキューレとは?
コミックゼノン連載中のバトル漫画で原作 梅村真也先生、構成 フクイタクミ先生、作画 アジチカ先生です。
ストーリー要素が少なく、人類VS神々の13番勝負が描かれます。
- この漫画がすごい! 2019 オトコ編 – 第5位
- 全国書店員が選んだおすすめコミック2019 一般部門 – 第5位
- 次に来るマンガ大賞2019- 第20位
- 第2回マンガ新聞大賞 – 第7位
など様々な賞にノミネートしており最近アニメ化も決定し、これからも盛り上がっていくこと間違いなしの作品となっています。
あらすじ
1000年に1度行われる神々による人類存亡会議により人類は滅びを迎えようとしていた。
まさに滅亡の決定が決まりかけたその時、待ったをかけたワルキューレのブリュンヒルデであった。人類と深い関係を持つワルキューレである彼女は人類を助けようと考えていたのだ。
彼女は人類が滅びるかどうかは人類に決めさせるべきではと言い出した。
乗り気ではない神たちだったが、ブリュンヒルデの挑発に乗ってしまい最終闘争(ラグナロク)が行われることとなる。
ラグナロクは代表13人同士が戦い先に7勝を上げたほうが勝者となる戦いだ。
人類700万年の歴史から選ばれた「神殺しの13人」による戦いが幕を開ける。
神々の先鋒「雷神」トールに対するは中華最狂の戦士、呂布奉先であった。
対戦メンバー
なんとラグナロクに出場する13名は一巻の最後にて明かされているのです。そのメンバーが
天界
- ゼウス
- 釈迦
- ロキ
- アポロン
- ポセイドン
- スサノヲノミコト
- ヘラクレス
- トール
- 毘沙門天
- アヌビス
- オーディン
- ベルゼブブ
- シヴァ
人類
- 始皇帝
- レオニダス王
- ニコラ・テスラ
- 佐々木小次郎
- ジャック・ザ・リッパー
- アダム
- 雷電為右衛門
- 沖田総司
- グレゴリー・ラスプーチン
- ミシェル・ノストラダムス
- シモヘイヘ
- 呂布奉先
- 坂田金時
となっています。
圧巻の画力も極まり、各キャラクターカッコいい仕上がりになっていますので「こいつはどんな見た目で描かれるのか?」のような楽しみもあります。
ちなみに、対戦相手は上から順というわけではなく、試合の時にならないとわかりません。
対戦カードの予想だけで語り合ったら一夜明かせそうなレベルです。
少しネタバレになりますが神々の親玉ゼウスは実は2回戦目で出てくるんですよね…ですのでラスボスは最後といった常識は通用しません。
ノストラダムスやプーチンなんかどうやって戦うのか想像もつきませんよね。
まさに先の読めない漫画といえるでしょう。
ここが熱い
人VS神によるタイマン
対戦形式が正真正銘の1対1で行われるため、どっちが強いのかはっきり決まります。最初は人間を舐めてかかっていた神達が人間の底力に驚き気を引きしまてかかるようになるのが熱い。
それぞれのキャラに見せ場がありバトルの展開も二転三転するためどちらが勝つか決着がつく瞬間まで予想がつかないのが面白いです。
ブリュンヒルデがどの神に対して誰を当てるのかしっかり考えて選出しており、一回戦目の呂布VSトールなら最強対最凶、二回戦目のアダムVSゼウスなら人類の父対神の父といった各試合コンセプトの様なものが見て取れるのも良いです。
また、戦いに負けた方は魂ごと消滅してしまうにも関わらず、対戦が終わる頃にはお互いを認め讃えたりするのも少年漫画らしく、読んでいた我々もどっちが勝っても納得してしまうほど白熱した試合内容となっています。
それぞれの偉伝を絡めたキャラ説明
名前は聞いた事あれどこいつ何した人だっけ?って感じるキャラも多数いることでしょう。
安心してください。この作品では必ず回想が入りそのキャラの背景について説明が入るため何を背負いどんな信念で戦っているのか理解することができます。しかもその回想がまた面白い。
回想には作者の独自解釈なんかもあってこの作品ならではのキャラに仕上がっているためどれも魅力的でカッコいい奴らばかりとなっており、戦いが進むにつれてどんどん好きになってしまいます。
また、各キャラに関わりのある奴らが観客席から応援してくれていてそいつがどれだけ凄い奴なのかを語ってくれるので歴史というものを感じさせてくれます。
神器錬成
通常、人類の攻撃は神々には効きません。しかし、ワルキューレ13姉妹が人類の戦士と心を通わせることでその戦士に最も適した武器に姿を変えることのできる力「神器錬成(ヴェルンド)」を有し神々に立ち向かいます。
この状態の彼女達は所有者と運命を共にする事となり所有者が死ねば彼女達も共に消滅する事となるのでまさに命懸けの武器と言えます。
この「神器」も物語が盛り上がる要因であり本来は戦い向きではない人類の代表が予想外すぎる武器を使用し、勝利したりするので要チェックのギミックです。
まとめ
今回紹介した終末のワルキューレはこれからも盛り上がりを見せていくこと間違いなしであり、漫画好きなら神と人がぶつかり合う夢のような設定に必ずはまるはずです。
物語はまだまだ中盤に差し掛かったあたりなので全然追いつくことができます。アニメ化に向けて今から予習しておくのもいいでしょう。
バトル漫画が好きな方や歴史や神話などに興味がある方は是非読んでみてください。
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